夫婦ふたりのなごやか暮らし
食べることと、ねこが好き。夫婦ふたりで料理や家事など日々の暮らしについて書いています。
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食いしん坊の夫婦です。「ついでに」「せっかくだから」が口ぐせ。

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「タルトさん、今日はひよこ豆ごはん?」と夫が声をかけてきた。

期待で目をきらきらさせているのが、なんだかかわいらしい。


それまで食べなかったと思うのだけれど、彼はひよこ豆を炊きこんだごはんが好きだ。

かくいうわたしも、実は結婚するまで食べたことがな

それどころか、ひよこ豆自体、ほとんどなじみがない食材だった。


数年前、夫は仕事の都合で、遠くの街に長期滞在することになった。

ひとりで行ってもよかったのだけれど、一緒に来てほしいと言う。


夫は一人暮らしが長かったこともあって、家事全般を一通りこなす。

私がしばらく家を空けても何の不便もなく、同世代の友人たちが羨ましがるほどだ。


そんな夫だけに、来てほしいと言われたときは私が緊張した。

今度の仕事はよほどきついのだろう。

私は自分の仕事を減らしても夫を支えることにした。


滞在先は、電車で動ける東京からは想像もできないような車社会。

通勤時間に引っかかると、歩いて15分ほどのところが1時間近くかかる。

加えて、仕事場の環境は予想以上にひどく、毎日帰ってくるなり、着替えるのもそこそこにベッドに倒れこむような日が続いた。

顔も心なしか青ざめていて、夫が抱えるストレスの大きさが見て取れた。


せめて食事だけでもよいものをと思ったが、用意された宿舎には、まだガスが引いていなかった。

そもそも、調理器具がない。

冷蔵庫も、飲み物を冷やすための小さなものしかなかったので、野菜やお肉を保管する場所もなかった。

そこで、持参した炊飯器で炊き込みごはんを作ることを思いついた。

作り方は簡単。豆を水で戻したら、あとは炊飯器が炊いてくれる。 ひよこ豆ごはん


ひよこ豆ごはん

 1 ひよこ豆(乾燥)を洗って、一晩水に浸す。水は豆の量の約3倍。

 2 米をとぐ。

 3 ひよこ豆を米に混ぜ、塩をほんのひとつまみ加えて炊く。


これだけだ。

あとは彩りに、にんじんの千切りや、だしをひいた後の昆布の刻んだのをのせたりすれば完成。


日中に、きゅうりやキャベツ、にんじんを買ってきて、塩もみをしておく。

具を変えて、炊き込みご飯の準備をする。

夫が帰る時間を見計らって、ごはんを炊き、お茶を用意するという生活がしばらく続いた。


夫はあまり、あれが食べたいとか、作ってほしいとか言わない。

でも、多忙を極めたこのときは、仕事のストレスから解放されたのがよっぽどうれしかったようだ。


数か月後、仕事も一段落し、夫と私はようやく家に帰れた。

ひよこ豆ご飯は今もたまに炊いている。

会社の立て直しのために、顔から生気が消えるほど頑張った夫と過ごした日々を思い出しながら。 タルト 記 ★ひよこ豆は、ガルバンソーとも。 ↓ 乾燥豆のほか、扱いが簡単な缶詰もあります。  にほんブログ村 料理ブログ おうちごはんへ

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