千切りキャベツの天国と地獄

僕が育った家では、よくとんかつが出た。 とんかつの横には、必ずキャベツの千切りが添えてあった。

ところがキャベツが山のように盛られているものだから、 とんかつを食べているのか、キャベツを食べているのか わからないほどで、好きなとんかつを食べる喜びが半減した。

嫌だったのはキャベツの量だけではない、味が問題だった。

キャベツの千切りといったが、実家で出すキャベツは、幅が 5ミリもあった。 幅だけ見れば短冊切りだが、長さがあるので、さしずめ 「ふんどし切り」といったところか。

生のキャベツには独特の臭みがある。

ただでも食べづらいものなのに、「ふんどし切り」のキャベツを 何度も噛んでいると、口の中がいやな臭いでいっぱいになる。 これはつらかった。 きゃべつの千切り

 同じキャベツの千切りでも、とんかつ屋のものはおいしい。 この違いは、こどもの僕でもはっきりとわかった。 なぜとんかつ屋のキャベツはおいしいのに、うちのはまずいのか?

 理由は2つある。

まず、太さが違う。 とんかつ屋のキャベツはとても細く、幅は2ミリ以下である。 さらに、とんかつ屋では、キャベツの千切りを水にさらしている。 これだけのことで、千切りキャベツの味が天と地ほどに違って しまう。 料理とは怖いものだ。

とんかつは今でも好きだが、家では作らず、ふたりで外に食べに 行く。 妻も専門店でアルバイトをしていたくらいなので、とんかつには 結構うるさい。

とんかつ屋に行くとなると、二人とも浮かれ気味だ。 いい年をしてと笑われそうだが、好きなものを食べるのは 楽しいものだ。

そして、キャベツは二人とも必ずお代わりをする。 しかも、2回。

極細の千切りキャベツは、しゃきしゃきとしていてとても おいしい。

こんなことを書いていたら、とんかつを食べたくなってきた。 これから行ってこようかな?

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